【塾講師が解説】中学生の英単語帳おすすめ|合わない1冊を選ばない方法
英単語帳は、ただ有名なものを選べば良いわけではありません。
私は数学塾で多くの中学生を見てきましたが、英語が苦手な子ほど「合わない単語帳」で遠回りをしています。
この記事では、失敗しにくい選び方と本当に合う英単語帳を、塾講師の立場から分かりやすくお伝えします。

【結論から】中学生の英単語帳は「おすすめ=万人向け」ではありません
なぜ人気の英単語帳でも失敗するのか
結論から言うと、英単語帳は「良い本」よりも「その子に合う本」を選んだ方が、結果につながりやすいです。
理由は、英単語帳ごとに目的や想定レベルがはっきり分かれているからです。
入試向け、基礎重視、文で覚えるタイプなど方向性はさまざま。
目的が合わないと、評価が高くても「むずかしい」「続かない」と感じやすくなります。
たとえば、英語が苦手な中学1年生が入試向けの単語帳を使うと、最初でつまずきやすいです。
逆に入試直前の中学3年生がやさしい単語帳だけだと、点数につながりにくいこともあります。
だからこそ、最初に「相性」を考えることが大切です。
失敗しないために最初に考えてほしい3つのポイント
今の英語レベルを考える
一番大切なのは、今のレベルに合っているかどうかです。
レベルが合えば短い時間でも手応えがあります。
合わないと努力しても成果が見えず、やる気が下がりやすいでしょう。
目安は次の通りです。
- 英語が苦手:単語を見るだけで不安
- ふつう:授業は分かるがテスト前にあわてる
- やや得意:長文は読めるが細かい単語で失点
何のために覚えるのかを決める
目的によって選ぶ単語帳は変わります。
- 授業・定期テスト対策
- 高校入試対策
- 英検対策
目的を決めると、ムダな暗記を減らせるでしょう。
誰がどのように使うかを考える
本人だけで使うか、保護者がサポートするかも大切です。
本人中心なら見やすさ重視、保護者が関わるならチェックしやすさもポイントになります。
【タイプ別】中学生に本当におすすめできる英単語帳
英語が苦手な子の最初の1冊
おすすめは『中学英単語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』です。
1語ずつていねいに説明されており、意味を理解してから覚えられます。
英語が苦手な子でも取り組みやすい構成でしょう。
- 1日5語ほど読む
- 書くよりも意味を確認
ただ、入試直前の中3には量が足りない場合があります。
高校入試を見すえて効率よく覚えたい場合
定番は『高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800(四訂版)』です。
よく出る単語から順に学べるため、短時間で成果を出しやすい構成です。
音声も活用すると覚えやすくなります。
- 最初は意味確認中心
- まちがえた単語だけ復習
が効果的です。
単語を文で覚えたい中学生向け
文で覚えたい子には『中学版 システム英単語』が向いています。
例文と一緒に学べるため、単語の使い方が自然に身につきます。
暗記が苦手な子にも合う場合が多いです。
- 1日3文読む
- 声に出して確認
のがおすすめです。
合わないと感じたら変えても大丈夫です
単語帳が合わないと感じたら、無理に続ける必要はありません。
単語帳は道具です。
合わない道具を使い続けると、英語自体が嫌いになりかねません。
3日続かない場合は、
- レベルを下げる
- 量を減らす
- 別タイプに変える
といった調整をしてみましょう。
買って終わりにしないための使い方
1日5分から始める
英単語はくり返しが大切です。
- 1日5語まで
- 平日は新出語
- 週末に見直し
これだけでも十分でしょう。
保護者の声かけのコツ
「覚えた?」ではなく「今日はどこまでにする?」と聞いてみてください。
少しでもできたら短くほめる。それだけで続きやすくなります。
まとめ:自分に合う単語帳で英語は変わります
英単語帳選びで大切なのは評判ではなく相性です。
合う1冊を、無理のない量で続ける。
それだけで英語は少しずつ楽になっていくでしょう。
まずは今の状況に合う単語帳を選び、小さく始めてみましょう。





