テスト勉強で「何をしたらいいか分からない」悩みを解決！効率的に点数を伸ばす方法
Megumi Morikawaこのページを開いたあなたは「テスト勉強、何をしたらいいのか分からない…」と不安を感じているのではないでしょうか。
私も日々、塾で生徒に向き合う中で同じ悩みを聞きます。
けれども大丈夫。
この記事では、すぐに取り入れられる効率的な勉強法を、実際の手順や具体例とあわせて紹介していきます。
読み終わる頃には「今日からやれることが見えた！」と前向きな気持ちになれるはずです。
【最初に】「何をしたらいいか分からない」中学生へ
テスト勉強で止まってしまう一番の理由は「やり方を知らないこと」
テストが近づくと、とりあえず机には向かうけれど手が止まってしまう生徒が多いです。
これは決して勉強が苦手だからではなく、単純に「正しい進め方を知らない」ことが原因です。
料理でレシピがないと材料を前に動けなくなるのと同じで、勉強も順番＝レシピを持つことが大事なのです。
やり方を知れば、誰でも必ず前に進めます。
効率的な方法を取り入れれば勉強は変わる
効率的な勉強は「ただ長くやる」ことではありません。
むしろ短時間でも集中して進める方が効果的です。
この記事では「迷ったらやるべき3ステップ」を軸に、テスト前の時期ごとの進め方や教科別の工夫を紹介します。
「これなら自分でもできそう」と思える内容にまとめましたので、安心して読み進めてください。
【結論】迷ったらこの3ステップ！効率的な勉強法
① テスト範囲を紙に書き出して頭を整理
最初の一歩は「テスト範囲を書き出す」ことです。
頭の中だけで「あれもやらなきゃ」と考えていると混乱してしまいます。
数学なら「ワーク P.10〜25」、英語なら「Unit3 単語と本文」と具体的に書くだけで見通しが立ちます。
旅行で地図を持つか持たないかの違いと同じで、全体像が見えれば次の行動も自然に決まります。
② 得意な分野から取りかかって弾みをつける
書き出した範囲を前にしたら、最初は得意な分野から始めましょう。
いきなり苦手なところに挑むと時間がかかり「やっぱり無理だ」と気持ちが落ち込みます。
理科の暗記が得意ならそこから解く。
成功体験がエンジンになり、その勢いで苦手分野にも取りかかれるようになります。
勉強はリズムが大切。まずは自分を乗せていくことが効率化のポイントです。
③ 間違えた問題の解き直しが一番の近道
勉強で一番伸びるのは「間違えた問題のやり直し」です。
新しい問題をどんどん解くだけでは「分かったつもり」で終わりがち。
数学で途中式を間違えたら、なぜ間違えたのかを確認して、同じ問題をもう一度解き直す。
これを繰り返すことで弱点が克服され、点数に直結します。
間違いは効率的な勉強への最大のヒントなのです。
【タイミング別】効率を高める勉強の進め方
テスト1週間前：弱点を洗い出す期間
1週間前は仕上げの始まりです。
この時期は「自分の弱点探し」に時間を使いましょう。
新しい問題を広げるより、学校のワークやプリントを解き直し、“できなかった問題”をリスト化することが効率的です。
計算ミスの多い単元や動詞の変化があやふやな部分など、自分の穴をはっきりさせるのが目的です。
テスト3日前：弱点を集中復習
残り3日になったら、弱点つぶしに専念します。
理科なら間違えた用語を赤シートでテンポよく確認。
社会ならプリントを使って一問一答。
短時間でも何度も繰り返すのがコツです。
苦手をピンポイントで叩くことが、限られた時間で成果を出す最短ルートです。
前日：最終チェックと確認テスト
前日は新しいことには手を出さず、これまでの範囲を確認する日にしましょう。
暗記科目は赤シートやカードで知識の抜けを確認。
数学や英語は「今まで間違えた問題だけ」を解いて仕上げると、本番への自信につながります。
夜遅くまでやりすぎるのは逆効果。睡眠を取って頭をリフレッシュすることも勉強の一部です。
【教科別の工夫】効率を上げる勉強法
英語・数学：毎日の小さな積み重ね
英語や数学は一夜漬けが効かない積み重ね型の科目です。
単語を100個一気に覚えるより、20個を5日続けた方が確実に定着します。
数学も1日5問の計算を続ければ1週間で35問。
習慣化が力になります。毎日少しずつ積み重ねるのが効率を最大化する道です。
理科・社会：短時間反復の高速暗記
理科や社会は暗記型科目。
覚えるには「短時間で何度も」が効果的です。
歴史の年号を1時間でまとめて覚えるより、5分を何回も繰り返す方が頭に残ります。
用語の確認も赤シートでテンポよく。
時間ではなく回数を重視することが鍵です。
国語：根拠を意識した演習
国語は感覚だけで答えると点が安定しません。
文章読解では答えの根拠が本文のどこにあるか線を引いて確認しましょう。
漢字も書くだけでなく意味や使い方とセットで覚えると記憶に残りやすいです。
根拠を意識する習慣が国語力の安定につながります。
【取り入れやすい習慣】効率を高める小さな工夫
ノートをまとめすぎず問題演習を中心に
ノートをきれいにまとめること自体は悪くありませんが、それが点数に直結するとは限りません。
むしろ問題を繰り返し解く方が効果的です。
理科のノート整理に時間をかけるより、ワークを2周する方が力になります。
手を動かして解く時間が理解を深めます。
朝は暗記、夜は復習
脳の働き方には時間帯で違いがあります。
朝は睡眠で記憶が整理され、集中力が高まりやすいため暗記や新しい知識の吸収に向いています。
一方で夜は、その日に学んだことを整理し直す時間帯。
例えば朝に10分かけて単語を覚え、夜に20分だけ復習する。
この繰り返しで記憶は定着しやすくなります。
体質による差はありますが、「朝は覚える、夜は確認」と意識するだけで十分効果的です。
スマホを遠ざけて集中できる環境をつくる
どんなに良い方法を知っていても、集中できる環境がなければ成果は出ません。
特にスマホは最大の敵です。
勉強中はリビングに置く、25分集中して5分休憩するタイマー法を試すなど、工夫するだけで集中力は上がります。
机の上を整理して教科書とノートだけにするのも効果的です。環境づくりも勉強法のひとつです。
【まとめ】できることから始めるのが一番の効率化
完璧を目指さず「小さく始める」ことが大事
「全部やらなきゃ」と完璧を目指すと行動が止まってしまいます。
効率的な勉強は、まず動き出すことです。範囲を全て網羅できなくても、「今日は単語を20個覚える」など小さな目標でOKです。
達成感を味わうことが次への一歩につながります。
今日から“3ステップ法”を実践しよう
紹介した3ステップはとてもシンプルです。
- テスト範囲を書き出す
- 得意なところから始める
- 間違えた問題を解き直す
この3つを守るだけで勉強はスムーズに進みます。
そこに時期ごとの工夫や科目ごとの勉強法を少しずつ取り入れてください。
大切なのは「とにかく始める」こと。
今日から実践して、効率の良さを実感してみましょう。
