公立でも私立でもこれで安心!中学入学前に保護者が準備しておくこと完全ガイド
お子さんが中学に進学するとなると、「ちゃんとついていけるかな?」「新しい環境に馴染めるかな?」と、保護者としてもいろいろ気になることが増えてきますよね。
中学は、小学校とはまた違う生活や勉強のスタイルになるので、事前に準備しておくことで、お子さんもスムーズにスタートを切ることができます。
そこで今回は、中学入学前にやっておくと安心なことを 「学習面」「生活面」「経済面」「人間関係・メンタル面」「その他の準備」 の5つに分けてお伝えします。
「うちの子に必要な準備はどれかな?」と考えながら、無理のない範囲で少しずつ進めていけるといいですね!

学習面の準備
中学に入ると、勉強の難易度がぐっと上がります。
特に私立は進度が速いので、「小学校の復習をしっかりやっておけばOK」というわけにもいきません。
でも、だからといって「入学前に全部完璧にしておかないと大変なことになる!」と焦る必要もありません。
ここで大事なのは、「つまずかないように最低限の準備をしておくこと」 と 「学習習慣を整えておくこと」 の2つです。
小学校の総復習と中学の予習
中学に入ると、授業の進みがとても速くなりますので、入学前に小学校の内容をしっかり復習しておくことがとても大切です。
特に 算数と国語 は中学の学習の土台になる教科なので、ここがしっかりしていないと入学後に苦労することが多くなります。
算数は「計算ミスを減らすこと」「文章題の意味をしっかり理解すること」、国語は「長めの文章を読んで要点をつかむ練習」を意識しておくと、中学の勉強にもスムーズに入れます。
計算や漢字も復習しておきたいところです。
さらに、英語や数学は少しだけ先取りしておくと安心です。
特に英語は、小学校では「なんとなく英語に触れる」程度だったのに対し、中学では文法や単語をしっかり学ぶスタイルに変わるので、最初でつまずく子も少なくありません。
また、学校によっては 入学前に「事前課題」や「宿題」が出されることもあるので、早めに確認しておくことも大事です。
どんな課題があるのかをチェックして、お子さんが無理なく取り組めるようにサポートしてあげましょう。
学校の教材や学習スタイルをチェック
中学、特に私立では、学校ごとに使う教材や学習のルールが大きく違う ことが多いです。
例えば、
- 「ノートの取り方」 → 教科ごとに決められたフォーマットがある学校もあれば、自分の書きやすい方法でOKな学校もある
- 「宿題の進め方」 → 毎日こまめに出る学校もあれば、週ごと・月ごとまたは定期テストごとにまとめて提出するスタイルの学校もある
- 「タブレットの活用」 → 紙の教材がメインの学校もあれば、授業や宿題にタブレットをフル活用する学校もある
このように、学校によって方針が違うので、入学前に情報を集めておくとスムーズに対応できます。
特に、宿題や課題の量・出し方のルールは、最初にしっかり把握しておくことが大切 です。
「出し忘れが多いと成績に影響する」「タブレットを使って提出しないといけない」といった学校もあるので、親も一緒に確認しておくと安心ですね。
生活面の準備
続いて生活面の準備を見てみましょう。
通学の準備
中学に入ると、毎日の通学で使うものが増えるので、学校指定のものがあるかを事前に確認しておくことが大切です。
- 電車やバスで通学する場合は、ICカードの通学定期を購入
ただし、学校によっては 「学生証が必要」「入学後に申請」 というルールがあるので、手続きのタイミングを確認しておきましょう。 - 指定のカバンがある学校も多い
公立でも「リュックOK」「手提げ禁止」などのルールがある場合があります。
毎日持ち歩く教材が多い場合は、サブバッグが必要かどうかも確認しておくといいですね。 - 制服や靴は、成長を考えて少し大きめを選ぶのもアリ
特に男子の学ランや女子のスカートは、数年着ることを考えると、最初にワンサイズ大きめを買う 家庭も多いです。
ただし、大きすぎると着崩れてしまい、だらしない印象になることもあるので、成長のペースに合わせたサイズ選び をしましょう。 - 通学時に使う レインコート、折りたたみ傘、靴の防水対策 なども準備
特にリュックや指定カバンの場合、カバンカバーを用意しておくと、雨の日でも荷物を守れます。
生活リズムを整える
中学生になると、通学や部活の関係で朝が早くなることが増えます。 これまでよりも1時間以上早く家を出ることになる子も多いので、春休みのうちに「朝型の生活」に慣れておくと、入学後が楽になります。
- 朝何時に起きれば間に合うのか?
- 朝ごはん・準備にかかる時間はどれくらい?
- 今の生活リズムで大丈夫か?
などを親子で確認しながら、徐々に早起きの習慣をつける のがおすすめです。
特に 朝ごはんをしっかり食べることは、1日の集中力に直結する ので、時間に余裕を持って行動できるようにしましょう。
また、スマホやゲームは、楽しい反面、つい時間を使いすぎてしまうこともありますよね。
中学に入る前に「スマホやゲームのルール」を決めておくと、勉強とのバランスがとりやすくなります。
- スマホは何時までOK?(例:夜9時以降はリビングで充電)
- ゲームの時間は?(例:平日は1時間まで、土日は2時間まで)
- 勉強中はスマホを手元に置かない(アラーム・辞書機能だけ使う)
など、「ルールを親が決める」というよりも、お子さんと話し合いながら決めるのがポイントです。
学校によっては 「校内でのスマホ使用禁止」 や 「朝のホームルームでスマホを預ける」 などのルールがあるので、入学前に確認しておくといいですね。
また、もし お子さんがスマホを持っていない場合は、中学入学のタイミングで持たせるかどうかも検討する必要があります。
連絡手段や防犯面を考えて「キッズケータイ」や「GPS付き端末」を選ぶ家庭もあるので、各家庭に合った方法を考えておきましょう。
経済的な準備
特に私立中学では、入学金や授業料の支払いが早い ことが多いので、事前にスケジュールを確認することが大切です。
公立でも制服や教材費、部活動費 などがかかるため、以下の項目をチェックしておきましょう。
- 入学金・授業料(私立は特に高額)
- 教材費・制服・体育着(指定のものがあるか確認)
- 通学費(定期代)(電車・バス利用の場合)
- 部活動の初期費用(ユニフォーム代など)
支払い期限をカレンダーに記録し、残高不足にならないよう注意しましょう。
私立の場合、学費負担を軽減できる「就学支援金」「自治体の助成制度」「学校独自の奨学金」 などがあるので、条件を確認し、申請期間を逃さないようにしましょう!
今後の教育費も考える
中学・高校と進むと、塾や習い事の費用もかかる可能性があります。
大学進学までを見据えて、教育資金の計画を立てておくと安心ですね。
奨学金や助成制度がある学校もあるので、必要なら調べておきましょう。
人間関係・精神面の準備
保護者同士の付き合いも少し意識
私立中学では、学校によって 保護者の関わり方 も変わります。
PTAや学校行事の参加がどの程度求められるのか、事前にチェックしておくと慌てずに済みます。
子どもの不安に寄り添う
「授業についていけるかな?」「友達できるかな?」と、不安を感じる子も多いです。
入学前後は特に、普段より少し意識して話を聞く時間をつくると、安心感が生まれます。
学校以外の交友関係(習い事や塾の友達など)も大切なので、「学校の友達ができるまでの間、今の友達と遊ぶ時間を大事にする」のも良いですね。
その他の準備
タブレット・PCなどのICT環境の確認
学校によっては タブレットやPCの持ち込み が必要な場合があります。
Wi-Fi環境や必要なアプリの確認も忘れずに。
健康管理と安全対策
新しい環境で疲れやすくなる時期なので、生活リズムを整えながら健康管理を意識しましょう。
また、通学時の 交通ルールや防犯対策 も、親子で一度確認しておくと安心です。
公立・私立にかかわらず、中学に進むとなると、勉強面・生活面・経済面 など、準備することがたくさんあります。
でも、ひとつひとつ進めていけば大丈夫。
特に 「生活リズム」「学習習慣」「お子さんのメンタル面のケア」 は、入学後のスムーズなスタートにつながる大事なポイントです。
入学までの時間をうまく使って、無理なく準備を進めていきましょう!