梅雨の天気と気分に振り回されない!集中できない中学生・高校生におすすめの勉強の工夫集
さて、ジメジメした梅雨の季節がやってきましたね。雨が続くとなんとなく気分が重かったり、体がだるく感じたりしませんか?
実はこれ、気のせいじゃないんです。生徒たちからもよく聞きます。「最近なんか集中できなくて」「寝ても眠い」とか。
でも、テストは待ってくれないし、宿題もやらなきゃいけないし……って悩んじゃう。わかります。
今回は、そんな“梅雨のだるさ”に打ち勝つための勉強のコツをいくつかご紹介します。
無理せず、でも前には進める。そんなやり方、一緒に考えていきましょう!

そもそも、なんで梅雨はだるいの?
まず最初に知っておいてほしいのは、「やる気が出ないのは、自分のせいじゃない」ってこと。
梅雨になると気圧が下がって、体がうまく自律神経のバランスを取れなくなることがあります。
これが原因で、頭が重い・肩がこる・眠い・やる気が出ない、といった症状が出るんですね。
さらに、太陽の光が少なくなることで、気分を安定させる脳内物質(セロトニン)の分泌も減るんだそうです。
つまり、「梅雨だる」はよくある自然な反応。あなただけじゃないので、安心してくださいね。
勉強のやる気を引き出す【環境の工夫】
「だるいけど、ちょっとでも勉強したい!」というときは、まず環境から整えてみましょう。
- 部屋を明るくする
自然光が入らない日こそ、照明をしっかり。天井の電気だけじゃなくて、机のライトもつけましょう。 - 空気を循環させる
部屋の空気がモワッとしていると、気分までどんよりします。サーキュレーターや扇風機を使うのも効果的。 - 机の上をリセット
散らかっていると、それだけでやる気が削がれるので、まずは片付けて「やる気の土台」を作ってみてください。
だるい日でもできる勉強法【行動編】
気合いで「やらなきゃ!」と頑張るより、「これだけならできそう」と思えることをやる方が、結果的に前に進めます。
- 「15分だけ」のポモドーロ式
タイマーで15分測って集中→5分休憩を繰り返す方法。気が重い日ほど、短く区切るのがおすすめ。 - 暗記ものは寝る前に、軽く音読だけでも
目を閉じてブツブツつぶやくだけでも、意外と頭に入ります。 - やる気が出ないときは「写すだけ」
英単語や計算、文章題の例題をとにかく写す。何も考えずに手を動かすだけでも、だんだん脳が目覚めてきますよ。
気持ちの整え方【メンタル編】
「今日もダメだった」と落ち込むのは、いちばんモチベーションを下げるパターン。
梅雨の時期こそ、“小さく自分をほめる練習”をしてみてほしいです。
- できた日にはカレンダーに〇をつける
1日10分でもできたら、それは立派な〇!続けていくと、達成感が積み上がっていきます。 - 「完璧じゃなくていい」と自分に言い聞かせる
毎日120点を出そうとしなくていい。だるい日は50点でOK、休む日があってもいい。大事なのは「止まらないこと」です。
それでもつらいときは?
ここまでいろいろ書いてきましたが、「それどころじゃないくらい体がしんどい」ってときも、もちろんあります。
そんなときは――
- 15〜30分のお昼寝でリフレッシュ
長すぎる昼寝は逆効果なので、アラームを忘れずに。 - 食事と睡眠を見直してみる
ジャンクフードや夜更かしが続いていないかチェックしてみてください。リズムを整えるだけで、頭がスッキリすることも。 - 話すだけでスッキリすることも
塾の先生でも、家族でも、信頼できる人に「なんか最近だるくてさ〜」と話してみると、気持ちが軽くなります。
まとめ:雨の日でも、少しずつ前に
梅雨は、誰にとってもすこし厄介な季節です。
でも、そんな中でも「少しだけ頑張れた自分」を積み重ねていけば、梅雨明けの頃にはきっと、大きな前進になっているはず。
焦らず、自分のペースで、少しずつ。
雨が降っても、あなたの努力はちゃんと積もっていきますよ。