「模試の結果、どう見ていますか?」──数字だけではわからない“伸びる子”の共通点
9月も半ばを迎え、夏休み中に実施された模試・実力テストの結果が続々と返却されてきています。
この時期は、お子さまの「今の立ち位置」が見えると同時に、「この秋、何に力を入れるべきか」が明確になる重要なタイミングです。
今回は模試の“正しい活用法”について、取り組みやご家庭での声かけのヒントも交えながらお伝えします。

■「良かった」「悪かった」で終わらせないで
模試の帳票を見て、まず気になるのが点数や偏差値ですよね。
もちろん進路判断には必要な情報ですが、それだけを見て「良かった」「悪かった」で完結してしまうのは、非常にもったいないことです。
大切なのは、なぜその結果になったのかを分析すること。
模試とは、「今の学力で、どこができていて、どこが課題なのか」を明確にするためのものです。
点数が高かった生徒も、「なぜこの問題は解けたのか」を自覚することで、確実な得点源に変わります。
点数が思うように伸びなかった生徒も、「どこを伸ばせば次につながるか」が明確になれば、前向きな学びに変わります。
■教室では「解き直し+分析」を徹底しています
模試のあとは必ず、生徒一人ひとりに「解き直しシート」を渡し、以下のような視点で自分の答案を振り返るよう指導しています。
- どの問題で失点したか(単元・形式)
- ミスの理由(知識不足・ケアレスミス・時間配分ミスなど)
- どうすれば次は防げるか(学習の工夫・時間管理・見直しの仕方)
特にこの時期は、秋から冬にかけての学習に直結する重要なポイントが浮かび上がってきます。
解き直しの結果は、講師側でも共有し、必要に応じて個別の学習プランや補強教材を提案しています。
■今後の学習計画にどう活かすか
この時期の模試結果は、今後の学習方針を立てるうえで非常に有効です。
教室では、生徒の現状をふまえた上で、以下のようなステップで指導を進めています。
| 時期 | 主な取り組み |
|---|---|
| 9月〜10月 | 苦手分野の集中強化、基本問題の完成度アップ、時間配分の意識付け |
| 11月 | 応用力養成と過去問演習のスタート、本番形式での練習 |
| 12月〜1月 | 実践力の最終仕上げ+メンタルサポート |
模試結果を分析して、「この単元は今のうちに克服しておく」「この科目は継続して演習量を増やす」といった優先順位を明確にしていくことが、受験本番に向けて非常に重要です。
■保護者の方にお願いしたいこと
模試結果が出た直後は、お子さまが少なからず気持ちの揺れを感じる時期でもあります。
ぜひ、次のような声かけで前向きな姿勢を支えていただければと思います。
- 「点数じゃなくて、次にどう生かすかが大事だよね」
- 「何が課題だったか、一緒に振り返ってみようか」
- 「今回の結果をもとに、塾の先生とも相談して対策していこうね」
また、模試結果をきっかけに「焦り」や「自信喪失」を感じる生徒もいますが、そのときこそ“次に何をすればいいか”を一緒に考える姿勢が大切です。
教室でも最大限のサポートを行ってまいりますので、何か気になることがございましたら遠慮なくご相談ください。
■まとめ:模試は「未来へのヒント」
模試は、今のお子さまの姿を映す「鏡」です。
点数や偏差値という“結果”だけにとらわれるのではなく、課題を発見し、次にどうつなげるかという“過程”を大切にすることで、模試の価値は何倍にもなります。
この秋は、模試から見えた課題を一つひとつ克服していくことで、着実に力を伸ばしていける時期です。
教室でも、解き直し指導や個別対応を通じて、確かなステップアップをサポートしてまいります。


