「2学期は内申がカギ!」定期テストに向けた準備ポイント
この記事は、2学期に内申点を上げたい保護者の方に向けて、きょうから実行できる具体策をまとめました。
結論から言うと、内申は「テスト点」だけでは決まりません。
先生が毎日見ている小さな行動の積み重ねが、通知表にそのまま出ます。
本稿では、内申の仕組みをさっと整理し、提出物・授業態度・家庭での支援・塾の使い方まで、実例ベースで手順化します。
読み終えたら、その日のうちに一歩を踏み出せるはずです。

成績はテストだけで決まらない
通知表は「テスト点+毎日の取りくみ」で決まります。
先生は学期を通じて、提出物の質や小テスト、授業での意欲などを見ており、それらが観点ごとの評価に反映されます。
テストだけでは子どもの学びの全体像は測れないからです。
1学期に平均点前後でも、2学期にワークのやり直しを徹底し、授業で月1回は発言できた生徒は、観点の「主体的に学習に取りくむ態度」が上がり、評定が一段階上がりました。
テスト対策は重要。
ただし「提出物の質」と「日々の態度」を同じ重みで管理することが、内申アップの近道です。
先生はどこを見ているのかのリアル
先生は「継続」「具体性」「変化」を見ています。
一度だけ良いノートではなく、いつ見ても同じ水準で整っているか。
丸つけだけでなく、どこをなぜ間違えたかを書いているか。
前回からどの点が良くなったか——
こうした継続的な証拠は評価の土台になります。
ノートに「ミスの原因」「次に気をつけること」を短くメモし始めた生徒は、ただの色ペン強調より高い評価につながりました。
見た目より、改善の跡が評価されるからです。
見栄えより「学びの軌跡」。
やり直しの書き込みが、いちばんのアピール材料です。
テスト対策だけでは足りない——先生が評価する「プラスα」
提出物を「提出する物」から「評価される証拠」に変える
提出物は“点を上げる勉強”と“評価を上げる証拠”の両方にします。
提出物は「終わらせた量」より「直した跡」と「理解の深まり」が見えるかが鍵。
ワークはまず1周して間違いに赤チェック、2周目で間違えた理由を短文で書き、3周目で同タイプ問題だけ抜き出して再演習。
ページのすみに「今日の学び」を10〜15字で書くと、改善の連続性が伝わります。
提出=ゴールではありません。
「直し」「理由」「再演習」の3点を同じページに積み上げて、学びの軌跡を見える化しましょう。
授業態度は“静か”より“伝わる”
静かにしているだけでは加点されにくい。
短い発言でも「考えを言葉にする」ほうが評価されます。
観点評価では、理解の深まりや表現が重視されます。
発言は質がすべてではなく、「回数×一貫性」も見られます。
月初に教科ごとに「今月はこの単元で1回は手を上げる」と決め、ノートの1ページ目に小さくチェック欄を作る。
小テストのやり直しを先生に一言で報告する(「ここがわからなかったので、こう直しました」)だけでも、意欲が伝わります。
「発言ゼロの完璧主義」より「短い一言の積み重ね」。
失敗も次への材料です。
定期テスト準備を成功させる3ステップモデル
3週間前からの逆算プラン(モデル例)
テスト3週間前からの逆算で、提出物と得点力を同時に上げます。
直前詰めこみは「理解の浅さ」と「提出物の質低下」を招きます。
段階的に負荷をかけるほうが、得点と評価の両立が可能です。
- 3週間前:全教科のワークを1周し、弱点を付せんで可視化
- 2週間前:付せん箇所の再演習+暗記物の音読・書き出し
- 1週間前:過去問・予想問題を時間を測って解く
各フェーズの終わりに「直しの記録」をワークに集約すると、提出時の説得力が増します。
1周目=全体把握、2周目=弱点つぶし、3周目=本番対応。
直しを残すのがコツです。
「わからない」を消す質問のしかた
「どこからわからないか」をセットで質問すると、理解も評価も上がります。
「全部わかりません」では指導が具体化できず、学びの主体性も伝わりません。
「この途中式までは自力でできましたが、ここから先が自信ありません」「例題2なら解けますが、数値が変わると戸惑います」。
この言い方は理解段階を示し、先生の支援を最短にします。
質問後はノートに「解決メモ」を残し、次回の小テストで同タイプに挑戦。
質問=弱点の開示ではなく、学びの設計。言語化した時点で半分は解決しています。
家庭でできる内申アップ支援
声かけは命令形より“共有型”で
命令よりも、進み具合を一緒に確認する声かけが効果的です。
子どもは管理される感覚に抵抗しますが、進捗の共有には協力的になりやすいからです。
「きょうは何をどこまで進める?」から始めて、終わりに「どこが難しかった?」でしめる。できた量ではなく、工夫した点をほめる(例:直しの理由を書けた、時間を測って解けたなど)。
「やった?」より「どう進んだ?」へ。会話を管理から伴走へ切りかえます。
学習環境は“静けさ”と“見える化”
静かな場所と、やることの見える化の2軸で集中が続きます。
音と迷いは、集中を切る最大の要因です。
勉強中はスマホを家族の共有スペースに置く。
机の上はその日使う教材だけに絞る。
A4の学習計画を貼り、終わったら日付と時間を記録。
数字がたまると達成感が生まれます。
環境は一度整えたら維持が九割。
ルールを家族で共有して、迷いを減らしましょう。
塾の使い方で差がつく
“お任せ”ではなく“連携”へ
塾に通うだけでは伸びません。
家庭と塾の連携で学習が一気通貫になります。
塾は弱点発見と演習設計、家庭は時間確保と習慣化に強みがあります。
両方がかみ合ったとき成果が最大化します。
テスト3週間前に、塾へ「学校の範囲表」「過去の誤答」「直しノートの写真」を共有。
塾は出るところに合わせて演習を再設計。家庭は計画を日次に落とし、達成を夜に確認。
塾=問題選定、家庭=実行管理。役割分担をはっきりさせるだけで、ムダが消えます。
定期テスト前の塾活用シナリオ
直前期は「的中狙い」より「取りこぼし回収」。
難問対策より、配点が高い定番分野の確実化が点数を押し上げます。
英語は教科書本文の穴埋め・並べ替えを音読→書き取り。
数学は基本問題のスピードと計算ミス削減。
理科・社会は学校プリントの語句→記述。
塾直前講座は弱点1教科にしぼる方が伸びます。
広く浅くではなく、出る所を深く確実に。
直前は“足場固め”に徹しましょう。
今日からの一歩——まとめ
まずは一つだけ、確実にやる
変えることは一つでかまいません。
一気に全部は続きません。
小さな成功が次の行動を呼びます。
きょうは「ワークの直しに理由を書く」か「ノートの1ページ目に発言チェック欄を作る」。
どちらか一つをやって、家族で共有します。
小さな一歩を毎日積む。
それが通知表を作ります。
小さな前進が内申を動かす
2学期は巻き返しの季節です。
観点評価は“今の姿”を重く見ます。
直しの習慣、短い発言、家庭での共有
——この三つが回り始めると、内申は静かに上向きます。
完璧より継続。
きょうの一歩を、必ず形に残しましょう。


