【塾講師が教える】中学生向け問題集の選び方と進め方|「やっているのに伸びない」を変える家庭学習
中学生のお子さんの成績が伸び悩んでいるとき、多くの保護者の方が「問題集が合っていないのでは」と感じます。
私は数学塾で多くの中学生を見てきましたが、実際には問題集そのものより、選び方と進め方で結果が大きく変わるケースがほとんどです。
この記事では、中1・中2の保護者の方に向けて、失敗しにくい問題集の選び方と、家庭で実践しやすい進め方をお伝えします。
読み進めていただければ、「これならできそう」と感じてもらえるでしょう。

まず結論|問題集は「合っているか」と「使い方」で決まる
成績が伸びない原因は問題集の質ではない
成績が上がらないとき、つい「もっと良い問題集があるのでは」と考えがちです。
しかし私の経験では、原因は問題集の良し悪しではなく、お子さんに合っていない点にあります。
難しすぎる問題集では手が止まり、簡単すぎると力が伸びません。
大切なのは、有名かどうかではなく、今の学力に合っているかどうかでしょう。
正しく選び、正しく使えば家庭学習は変わる
問題集は、選び方と使い方が分かれば十分に力を発揮します。
学校の内容に合い、毎日少しずつ進められるものを、決まった手順で使うだけです。
実際に、平均点前後だった生徒が、基礎的な問題集を丁寧に使い続けたことで、安定して点が取れるようになった例もあります。
特別な才能は必要ありません。
成績に伸び悩む家庭に多い問題集の失敗
よく見られる三つのパターン
多くのご家庭で、似たような失敗が起きています。
一つ目は「有名だから」という理由だけで選んでしまうこと。
二つ目は、レベルを確かめずに購入すること。
三つ目は、買っただけで安心してしまい、進め方が決まっていないことです。
どれも珍しい話ではありませんが、早めに気づくことが大切でしょう。
失敗しない問題集の選び方|中1・中2保護者向け
目的を一つにし、現実的なレベルを考える
まずは目的を一つに絞りましょう。
中1・中2であれば、定期テストで平均点を安定して取ることが目標になる場合が多いはずです。
そのうえで、学校のワークやテストの正答率を見て、無理のないレベルを選びます。
背伸びは不要です。
教科書に合っているかを確認する
特に成績が伸び悩んでいる場合、教科書に沿った問題集がおすすめです。
授業内容とつながるため、理解が進みやすくなります。
まずは基礎を固めることが先決でしょう。
解説が一人で読めるかを見る
問題集を選ぶ際は、問題よりも解説を見てください。
途中の考え方が省かれていないか、言葉がやさしいかが重要です。
保護者の方が毎回教えなくても進められる内容かどうかが判断のポイントになります。
書店やネットで迷わないためのチェック方法
三分でできる確認ポイント
時間がなくても大丈夫です。
次の三点だけ見てください。
- 最初の例題が理解できそうか
- 章の最後の問題が難しすぎないか
- 解説がていねいか
この確認だけで、大きな失敗は防げるでしょう。
ネットの感想は参考程度に
ネットの感想は便利ですが、成績や目的が違う人の意見も多くあります。
「難しい」「簡単すぎる」という声は、その人の立場によるものです。
あくまで判断材料の一つとして使うのがおすすめです。
成績につながる問題集の進め方
一回分の基本の進め方
問題集は、ただ解くだけでは力がつきません。
基本の流れは、解く、丸付けをする、間違いを直す、次の日にもう一度見る。
この流れを毎回守ることが大切です。
短時間でも、質を意識して進めましょう。
親は管理役に徹する
保護者の方は、教える役ではなく管理役を意識してください。
今日はどこまで進んだか、直しをしているかを見るだけで十分です。
教えすぎない方が、お子さんの力は伸びやすいでしょう。
うまくいかないときの見直し方
難しすぎる、簡単すぎると感じたら
進めてみて合わないと感じたら、早めに見直します。
難しすぎる場合はレベルを下げ、簡単すぎる場合は問題数を増やすなど調整しましょう。
無理に続ける必要はありません。
問題集を増やす前に考えること
成果が出ないと、別の問題集を買いたくなります。
しかし多くの場合、進め方を見直す方が効果的です。
今の一冊を正しく使えているかを確認してみましょう。
まとめ|子どもに合った問題集で学習を進めよう
問題集選びで一番大切なのは、お子さんに合っているかどうかです。
目的とレベルを確認し、正しい手順で進めれば、家庭学習は必ず変わります。
私自身、そうした積み重ねで伸びていく生徒を何人も見てきました。
今日からできることを一つずつ始めてみましょう。
それが成績アップへの近道になるはずです。


