【結論】入試直前の受験対策勉強法|中3が今やること・やらなくていいこと
入試直前になると、「今から何をすればいいのか」「このままで大丈夫なのか」と不安になるものです。
私は数学塾で多くの中学3年生を見てきましたが、直前期に大切なのは特別なことではありません。
やることと、やらなくていいことを整理し、落ち着いて本番を迎えることです。
ここから先では、今すぐ役立つ考え方と行動を順番にお伝えします。

入試直前の結論|中3の今からやるべきこと・やらなくていいこと
今から最優先でやるべき勉強はこの3つだけ
入試直前に最優先でやるべきことは、実は多くありません。
結論から言うと、次の3つにしぼるのが一番です。
一つ目は、過去問や予想問題を本番と同じ時間で解くことです。
時間の感覚を体に覚えさせるためです。
二つ目は、間違い直しです。
ただ答えを見るのではなく、なぜ間違えたのかを確認します。
三つ目は、よく出る基本問題の確認です。
理由は明確で、直前期は新しい力を増やすより、今ある力を確実に出す方が点数につながるからです。
難しい問題に挑戦しても、本番で出せなければ意味がありません。
たとえば数学なら、計算問題や1行問題、よくある図形問題を確実に取ることが大切です。
英語なら、長文を何本も読むより、基本文法や単語の抜けをなくす方が安定するでしょう。
この3つを毎日くり返すだけで十分です。
やることを増やしすぎないことが、直前期のコツです。
直前期にやらなくていい勉強を先に決めよう
直前期は、やること以上に、やらないことを決めると気持ちが楽になります。
なぜなら、不安な気持ちのまま勉強を増やすと、どれも中途半端になりやすいからです。
結果として、点数につながらない努力になってしまいます。
具体的には、新しい問題集に手を出すこと、勉強法を急に変えること、夜遅くまで無理に勉強することはおすすめしません。
また、解説を読んだだけで分かった気になるのも危険です。
保護者の方は、この時期に新しい教材を買い足す必要はありません。
今使っている教材を一緒に整理する方が、子どもにとって助けになるでしょう。
やらないことが決まると、時間にも心にも余裕が生まれます。
残り1週間の正しい受験対策勉強法
過去問やワークは全部やらない方がうまくいく
残り1週間は、問題の量よりも、勉強の進め方が重要です。
すべての過去問をやろうとすると、解き直しや振り返りが不十分になります。
それでは力は定着しません。
おすすめは、1日1回分を本番時間で解き、その日のうちに間違い直しをする方法です。
間違いは、知識不足、ミス、時間不足のどれかに分けて考えます。
次の日は、同じ原因の問題だけを確認します。
理科や社会なら、間違えた用語だけを小さなメモにまとめ、朝と夜に数分見るだけでも効果があります。
過去問は、解いて終わりではなく、次に同じミスをしないために使いましょう。
点数につながる復習とつながらない復習の違い
復習のやり方で、点数へのつながり方は大きく変わります。
ただ解説を読んで終わる復習は、あまり意味がありません。
一方、もう一度自分で解けるようにする復習は、本番で力を発揮できます。
たとえば、間違えた問題を何も見ずにもう一度解きます。
できなければ、考え方や式を短い言葉で書いておきましょう。
数日後に、同じタイプの問題をもう一度解くと定着します。
数学では、どこで式を立てるかを言葉で説明できるようにすると強くなります。
国語では、答えの根拠となる文を探す練習が役立ちます。
復習は見るより、手を動かすことが大切です。
残り3日から前日の過ごし方
成績が下がりやすいNG勉強法
残り3日ほどになったら、勉強量を増やすのではなく、ミスを減らす方向に切り替えましょう。
直前の詰め込みは、頭が疲れてミスが増えやすくなります。
睡眠不足も集中力を下げる原因です。
新しい単語帳を最初から覚え直す、難しい問題ばかり解く、夜中まで勉強する、といった行動は避けたいところです。
その代わり、よく間違える所だけを短時間で確認します。
この時期は、量より質を意識しましょう。
前日にやることは最低限で大丈夫
前日は、安心して寝るための日と考えてください。
直前に不安が大きいと、当日の集中力に影響します。
前日は、できることを確認して終えるのが理想です。
具体的には、最近のミスを見直すこと、数学の計算を少し確認すること、英語の基本文法を見ること、持ち物と時間の確認です。
食事や就寝時間は、いつも通りにしましょう。
保護者の方は、勉強を急がせるより、当日の予定を一緒に確認する声かけがおすすめです。
入試直前の数学対策
解けない問題に時間を使わない
数学は、直前期に点数を落としやすい教科です。
だからこそ、解けない問題にこだわらないことが大切になります。
理由は、取れる問題を落とすと大きな失点になるからです。
本番では、数分考えて道すじが見えない問題はいったん飛ばしましょう。
まずは計算問題や基本問題を確実に取ります。最後に時間があれば戻れば十分です。
勝てる問題に集中することが、点数アップにつながります。
計算ミスを減らすだけで点は安定する
数学では、計算ミスを減らすだけで結果が変わります。
途中式を省かず、符号や分数をていねいに書くことが大切です。
見直しの順番を決めておくのも効果があります。
たとえば、計算、符号、単位の順で確認すると、ミスに気づきやすくなるでしょう。
直前期ほど、基本を整える効果は大きいものです。
科目別の最終確認ポイント
英語と国語は型を守る
英語と国語は、直前に新しいことを増やさない方が安定します。
英語では、設問を先に読み、目的を持って本文を読むこと、よく出る文法にしぼることが大切です。
国語では、答えの根拠を本文から探し、理由を意識して答えます。
いつもの型を守ることで、落ち着いて解けるでしょう。
理科と社会は間違い直しに集中
理科と社会は、間違えた所だけを覚え直すのが効率的です。
広くやり直すより、ミスだけに集中した方が時間を有効に使えます。
短い時間でも、毎日見ることが大切です。
入試直前の不安との向き合い方
不安は準備してきた証拠
不安になるのは、真剣に取り組んできた証です。
大切なのは、不安に流されず、今日やることを一つずつこなすことです。
深呼吸をして、まず1問解いてみましょう。
緊張しても実力は出せる
本番で緊張するのは当たり前です。
緊張をなくそうとする必要はありません。
いつも通りの手順を守り、最初の1問をていねいに解くことで、流れが作れます。
保護者の方へ|直前期の関わり方
声かけは安心を増やす言葉を
直前期の子どもは、すでに自分を追い込んでいます。
「まだ終わらないの?」といった言葉より、「今日は何をやる予定?」と聞く方が力になります。
信じて任せることが最大のサポート
勉強の内容は、本人が一番分かっています。
家庭では、食事や睡眠など生活面を整え、安心できる環境を作りましょう。
それが当日の力につながります。
まとめ|余裕を持って受験に臨もう
本番までに整えておきたいこと
最後に大切なのは、やることが決まっている状態です。
毎日、演習と間違い直しを行い、直前3日はミスを減らすことに集中します。
前日は確認して早めに休みましょう。
いつも通りを持って会場へ
ここまで来たら、あとは整えるだけです。
余裕を持って試験会場に向かい、いつも通り解くこと。
それが一番の結果につながるでしょう。


