年明けから始める中学生の勉強|中1・中2の保護者へ「今」やるべきこと
年が明けると、「このままで新学年を迎えて大丈夫だろうか」「今から何を勉強させればいいのだろう」と迷われる保護者の方が多くなります。
私は数学塾で多くの中学生を見てきましたが、年明けは勉強を立て直す大きなチャンスです。
この記事では、中学1・2年生の保護者の方に向けて、年明けからの勉強方針を、できるだけ分かりやすくお伝えします。

年明けから何をすればいい?まず知っておきたい勉強の考え方
年明けの勉強は「増やす」より「整える」ことが大切
年明けの勉強でいちばん大切なのは、新しい問題集を増やすことではありません。
これまでの勉強のやり方や生活リズムを整えることです。
冬休みや年末年始は、どうしても夜更かしが増え、勉強の時間も不規則になりがちでしょう。
その状態で「今日から毎日2時間勉強しなさい」と言っても、長くは続きません。
続かない勉強は、子どもの自信を下げてしまいます。
まずは、毎日ほぼ同じ時間に机に向かうこと、学校のワークや教科書を使って復習することから始めてみましょう。
特別なことをしなくても、勉強は十分に立て直せます。
年明けは「頑張らせる時期」ではなく、「整える時期」と考えると、親子ともに気持ちが楽になるはずです。
中学1・2年生に共通する年明け勉強の優先順位
「何から始めればいいか分からない」という声を、塾でもよく聞きます。
そんなときは、次の順番を意識すると迷いにくくなります。
まずは勉強する時間を決めることです。長さは短くても構いません。
次に、前の学期で学んだ内容の中で、あいまいな部分を確認します。
そして最後に、新しい学年につながる教科にしぼって取り組みます。
すべてを一度にやろうとすると、どれも中途半端になりがちです。
優先順位を決めるだけで、勉強の方向がはっきりするでしょう。
【中学1年向け】年明けからの勉強|立て直しが最優先
中学1年の年明けに多い保護者の不安
中学1年の年明けは、「最近あまり勉強しなくなった」「テストの点が少し下がった」と感じる時期です。
塾でも、同じような相談を多く受けます。
これは決して珍しいことではありません。
中学校生活に慣れ、気がゆるみやすい時期だからです。
ここで必要以上に心配したり、強く言いすぎたりすると、逆効果になることもあります。
今は立て直せる時期だと知っておくだけで、対応の仕方は変わってくるでしょう。
中学1年でやってはいけない年明けの勉強
年明けに失敗しやすいのは、急に勉強量を増やしてしまうことです。
毎日長時間の勉強を求めたり、難しい問題集を買い足したりすると、子どもはついていけなくなります。
特に避けたいのは、全教科を一気に完ぺきにしようとすることです。
中学1年の段階では、まず勉強する習慣を取り戻すことが何より大切でしょう。
無理のない形で続けることが、結果的に成績の安定につながります。
中学1年|年明け最初の1週間の進め方
中学1年生の場合、年明け最初の1週間は「成功体験」を作ることが目標です。
平日は30分から45分ほど、教科は数学か英語のどちらか一つにしぼります。
内容は学校のワークや教科書の問題を解き直す程度で十分です。
短い時間でも毎日続けることで、「自分はできる」という感覚が戻ってきます。
この感覚が、その後の勉強を支えてくれるでしょう。
【中学2年向け】年明けからの勉強|次の学年を見すえた準備
中学2年の年明けが大切な理由
中学2年の年明けは、中学3年へ向けた準備のスタート地点です。
この時期の過ごし方で、新学年の余裕が大きく変わります。
塾でも、年明けから少しずつ整理を始めた生徒は、中学3年で大きくあわてることがありません。
逆に、何もしないまま春を迎えると、後から負担が一気に増えてしまいます。
今からなら、まだ十分に間に合います。
中学2年で気をつけたい勉強の落とし穴
中学2年生で多い失敗は、受験を意識しすぎて先取りを急ぐことです。
基礎があいまいなまま進んでも、理解は深まりません。
問題集の数を増やすより、これまでのテストやワークを見直す方が効果的です。
分からないところをそのままにしない姿勢が、この時期には大切になります。
中学2年|年明けから始める勉強の流れ
年明けからは、まず苦手な単元を書き出してみましょう。
その上で、数学と英語を中心に復習を進めます。
定期テストの問題を解き直すのもおすすめです。
「なぜ間違えたのか」を考えることで、理解が深まります。
この積み重ねが、新学年を落ち着いて迎える力になります。
まとめ|年明けから正しい方針で進めば新学年は余裕をもって迎えられる
保護者の方へ伝えたいこと
年明けの勉強は、焦って量を増やす必要はありません。
中学1年は習慣を整えること、中学2年は整理と準備を意識することが大切です。
正しい方向で一歩ずつ進めば、新学年はきっと余裕をもって迎えられるでしょう。
家庭だけで難しいと感じたときは、塾など第三者の力を借りるのも一つの方法です。
無理のない形で、お子さんの成長を支えていきましょう。


