高校受験の冬休み、何を勉強させる?保護者が迷わない冬の学習ガイド

冬休みは、中学3年生にとって成績を一気に伸ばせる大切な時期です。
ただ、保護者の方からはよく「何をやらせたらいいのか分からない」「勉強させたいけれど、どう声をかければいいのか不安」という声を聞きます。

私は学習塾で長く指導してきましたが、冬休みの過ごし方で大きく差がつくのを何度も見てきました。
そこで今回は、保護者の方が自信を持ってお子さんに学習の指示を出せるよう、やるべきことを整理してお伝えします
ポイントを押さえれば、冬休みは必ず“伸びる期間”に変わります。


【まず知ってほしい】冬休みにやらせたい勉強のポイント4つ

冬休みは短いので、やることの優先順位をはっきりさせることが大切です。
ここでは保護者の方がまず押さえてほしいポイントをまとめました。

数学を優先する

冬に最も伸びやすい科目が数学です
理由は、基礎の見直しと過去問練習が短期間で結果につながりやすいからです。
「毎日30分は計算や基礎問題に取り組むこと」「過去問を時間を測って解くこと」をまず習慣にしてほしいと思います。

年末年始でも学習の流れを切らさない

冬休みは生活リズムが乱れやすい時期でもあります
起きる時間と寝る時間を決めておくと、勉強に入りやすくなります。
たとえ30分でもかまいませんので、毎日少しでも机に向かう時間を作りましょう

過去問は必ず3年分

時間を測って解くことで、本番の緊張に近い状態を体験できます
解きっぱなしにせず、「どこでつまずいたか」をいっしょに確認してあげる声かけが大切です。

苦手は2つだけに絞る

冬休みは何でも広げるより、苦手を2つに絞って取り組む方が効果があります
少しでも“できた”感覚を積み重ねることで、本人のやる気も戻りやすくなります。


【冬が勝負】伸びる子と伸び悩む子の違い

私は毎年、冬休みで大きく伸びる生徒を見てきました。
どの子にも共通するのは、優先順位がはっきりしていることです。

伸びる子の特徴

  • 基礎→過去問→復習の流れができている
  • 数学を中心に学習している
  • やることを絞って取り組んでいる

伸び悩む子に見られるパターン

  • いろいろな教材に手を出す
  • 過去問を解くだけで終わる
  • 間違えた原因まで見ない

冬休みは“学習の型”を整えるだけで成績が上がる時期です。
保護者の方が少し見守るだけでも、子どもは大きく変わります。


【数学優先】保護者が指示しやすい“数学の伸ばし方”

数学は冬に最も伸びやすい科目です。
ここでは保護者の方が伝えやすい形で、改善の流れをまとめました。

まずは「どこが苦手か」を見つける

計算、関数、図形…どこでつまずいているのか分かるだけで、学習の方向がはっきりします
「どの問題が一番むずかしかった?」とやさしく聞くだけでも、本人は気持ちを整理しやすくなります。

毎日の数学ルーティン

  1. 基礎・計算問題を30分
  2. 過去問を1問だけ時間を測って解く
  3. 間違えた問題は「なぜ間違えたか」をメモ

この3つを続けるだけで、数学は着実に力がつきます。

時間配分の練習

問題の順番を決めて取り組むことで、本番で焦りにくくなります。
「この問題はあとまわしにしよう」という判断力も、冬のうちにつけておきたいところです。

捨て問の考え方

むずかしい問題に時間をかけすぎると、全体の点数が下がってしまいます
できる問題から解くよう声をかけるだけで、取りこぼしが減ります。


【他科目】効率を重視した冬の学習ポイント

数学ほど時間を使わずとも、冬休みに伸ばせるポイントがいくつかあります。

英語は長文中心

語彙や文法をムリに広げるより、長文の量を増やす方が効果的です。
「今日はこれを読もう」と短い文から始めてみてください。
ただし、知っている単語の量が少なくて進まない…という場合は、直前に単語の追い込みをするのもありです。

国語は“読み方のクセ”を直す

選択肢問題の取り方にコツがあります
本文のどこを見ればよいかを意識させると、一気に点が安定します。

理科は計算と用語を優先

出るところにしぼるだけで、短時間で得点につながる科目です。

社会は「流れ」をつかむ

年号よりも“どんな流れで起きたか”をつかむと理解が速くなります。


【冬休みの計画】3ステップで迷わないスケジュールにする

冬休みの計画づくりはむずかしく感じますが、3つのステップで考えるとシンプルになります。

ステップ1:弱点を2つにしぼる

模試やテストを見ながら、できなかった単元を2つだけ決めると計画が立てやすくなります。

ステップ2:1日の流れを固定

集中40分→休憩10分のリズムをくり返すと、勉強に入りやすくなります。
家でやる時もこのリズムがよく合います。

ステップ3:年末年始の“中断リスク”を小さくする

予定があっても、30分だけ机に向かう時間を作るとペースがくずれません。


【集中できない時】家庭でできるサポート

冬休みは家での勉強が中心です。
集中しにくい時こそ、保護者の支えが力になります。

スマホ管理のルール

「勉強中はリビングで預かる」など、家ごとにルールを決めておくと安心です。

勉強場所を変えてみる

塾の自習室や図書館など、いつもと違う場所に行くだけで集中しやすくなります

気持ちを切りかえる“リセット行動”

ストレッチや深呼吸など、10分でできる行動が集中力を戻してくれます。


【過去問の使い方】復習ループで点が伸びる

過去問は、解いたあとがいちばん大切です。

やってはいけない進め方

解きっぱなし、答え合わせだけで終わる…これは伸びづらいパターンです。

復習ループの流れ

  1. 間違えた問題にチェック
  2. なぜ間違えたかをメモ
  3. 類題で練習
  4. 再チャレンジ

家庭では「どこがむずかしかった?」と聞いてあげるだけで大丈夫です。

模試の扱い方

模試の結果は“へこんで終わり”ではなく、次への作戦会議に使います
できたところをほめると、本人のやる気が戻ります。



【まとめ】冬休みを上手に使えば大きく伸びる

冬休みは短いですが、やるべきことをしぼって取り組めば必ず力になります。
数学を中心に、弱点を2つだけ選び、毎日の小さな積み重ねを大切にしてください。
保護者の方がそばで見守り、ほんの少し声をかけるだけでも、お子さんの学習は大きく前に進みます。